黒門(旧方丈門) 参拝記 5/5
次に光摂殿、増上寺会館、経蔵、慈雲閣の側を通って、最後に黒門から境内を出ることにしました。
この門はもともと方丈(庫裡)の表門だったことから方丈門と呼ばれ、全体が黒の漆塗りだったことから黒門とも呼ばれるようになったそうです。
黒門とはいっても、長年の風雨にさらされて、黒色が剥げたところがあります。だからといって、朽ちた様子はありませんでした。ところどころに千社札が貼ってあるので、景光殿表門の上品さとは対照的に、どこか庶民的な雰囲気が感じられます。
観光バスなど自動車は黒門から境内を出入りしますが、現代的な車両が古い黒門を行き来する様子には新しさと古さのギャップがあって、どこか滑稽なものを感じました。
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