新しさと古さを併せ持った神社、というのが高木神社の印象です。アニメ化された漫画「からかい上手の高木さん」にちなんだコーナーを設けたり授与品を扱ったりする一方で、江戸時代に成立した富士講の碑もあります。
また、おむすび(食べ物)の形をした小さな「むすび石」を御朱印とともに授与する一方で、三角形の古くて大きな石を「結び石」として崇めています。大鳥居のそばの石灯籠に小さな「むすび石」がたくさん並んでいる様子はかわいらしく、「結び石」には注連縄と紙垂があって、いかにも神様が宿っているような雰囲気が漂っていました。
このように高木神社の境内には新しいものと古いものが同居していますが、新旧が対立している様子は全くなく、むしろ共生して独自の空間を作り上げているような感じがありました。
Lisa Aoki 2019