谷中七福神

御開帳の期間

谷中七福神(やなかしちふくじん)は、東京の北区、荒川、台東区・の7寺院に祀られている七福神のことだ。
恥ずかしながら管理人は不勉強で、2019/1/5に縁があって巡るまでその存在を知らなかかったのだが、およそ250年前に始まったと言われていて、江戸最古の七福神なんだという。たぶん、日本最古と言っても良い気がする。
各寺院で朱印を押印する和紙の版画台紙が購入できるが、1月10日の正月の期間だけとしている。以前、平成21年までは1月15日までだったようだが、短縮された理由はよくわからない。期間を外れると、本堂に入れない、扉が閉まっているなど、拝することができないと思っておいたほうがいいだろう。この期間だけ・・・というと狭き門のように思うが、善光寺七福神の弁天様は、1年に1回、2時間だけ御開帳だ。それに比べれば拝観のハードルは低いと言えるだろう。
御朱印の時間は、9:00 - 17:00となっている。田舎の寺院だと冬場は16:00までとか、一方朝は8:00からとかのこともあるが、これは東京ならではの時間帯というべきかもしれない。

 

御朱印と台紙

和紙の版画台紙は、賛否があると思う。よその七福神で用意、販売されているのは専用色紙だが、谷中七福神は和紙で作られサイズも独特だ。
台紙1000円、台紙への御朱印200円になっている。普通の御朱印帳なら300円で、他に、自由に押せるスタンプは無料だ。
管理人の家内はすごい人混みの中、1番東覚寺で押印済のものを1200円で購入した。混んでいるから一々押してたら大変なので、これはこれで仕方ないでしょう。

 

所要時間

距離は回り方によるでしょうが、モデルルートで5.5キロ。約2時間とされているが、混雑によっては2時間じゃ無理だと思う。歩くのは大したことはないが、御朱印や参拝の待ち時間が長い。管理人の場合は、10:00に田端をまわりだし、最後の上野の弁天様の参拝、御朱印が終わったのは、15:30だった。勿論、その間に、昼食をとった他、お店に入って休憩、雑貨店を見て・・・と、かなりゆっくり見て歩いたほうだろう。一日かけてもいいやと思っていたので、この時間がかかっている。
実際回ってみての感想だが、仮に一人で廻るならそれほど時間を見込まなくても、参拝、巡礼を済ませることもできるだろう。
しかし、誰かと一緒に行くなら、一日予定しても良いんじゃないだろうか。谷中の商店街を見ても楽しいし、美味しそうなお店もある。

 

現代的七福神?

近年はあちらこちらに、昭和、平成生まれの七福神が喧伝されている。御朱印ブーム+人集めなんだろうか。ターゲット年齢を下げて、アニメのキャラクターのように描かれた七福神の絵姿やスタンプもある。
江戸に描かれた七福神などの絵姿も、庶民に向けて当時の流行りの技法で描かれたのだろうから、今、アニメ絵の七福神がでてきて、参拝を誘っていても、それはそれで、江戸の頃と同じ発想なんだろうと、理屈ではわかっている。
でも管理人の場合、古美術から入り、茶道美術、仏教美術に興味をいだき、その流れでの仏像、寺社巡りなので、あまり現代的になってしまうと、申し訳ないが好みに合わない。アニメは好きな方だと思うが、こと寺社については、感覚が異なる。良い悪いの話ではなく、好き嫌いの話なのでご容赦いただきたいと、ダレとも言えぬが釈明しておくことにする。

 

混雑

と、うだうだ書いたが、今回の谷中七福神については、現在的なアレンジはない。さすが江戸最古で、直球勝負だ。人も多い。田端駅の改札を降りた時点で、同じように、谷中七福神を巡るのだろうというグループがたくさんいる。行列を作って歩いていくほどではないが、まわりには巡拝者ばかりだ。聞こえてくる話の中には、毎年のように回っているという人や、七福神巡りのハシゴをしていて、昨日はどこそこ、明日はどこそこという人などがいる。ツアーの団体さんもいる。最大は20人くらいだったが、だいたい10人前後。旗を持っているガイドさんがひとり足りないとか言うのを何度か見た。そうだよなぁ、参加者は年配の人が多いよなぁ、ハグレることもあるよなぁ。
食事だが、もし事前に調べて有名なところに昼食で入ろうと思うなら、開店と同時か時間帯を外さないと、難しいかもしれない。管理人は、地元の知人の案内で、いいお蕎麦屋さんにほぼ開店と同時に入ったが、すでにそれなりに席が埋まり、出るときには外に行列ができていた。

 

谷中七福神の地図

WEBで事前にPDFを入手することもできるが、JR田端駅でも手に入る。北口の改札を出て左手にパンフレットのラックがありそこにあった。他の谷中七福神の巡礼者が群がっていたのですぐにわかった。管理人がGETしたのは、JRが作って配っている地図だ。裏にはJRの商品の広告がはいっているが、フルムーンとかシルバーとかの文字が踊る。なるほど谷中七福神巡りをする人の年齢をそのへんに置いているのね。
もらえたJRのの簡単な地図だが、加えて人の流れを見れば、御開帳の期間であればまず間違うことはないだろう。
以下に7つのお寺を記しておくが、順番は、JRの田端駅で配っている地図に振られていた順番だ。あまりこだわらなくもいいと思うが、周りやすさから言えば、この順番で良い気がする。

 

東覚寺 福禄寿 赤紙仁王 白龍山寿命院東覚寺 真言宗豊山派 北区田端2-7-3
青雲寺 恵比須 青雲禅寺 臨済宗 浄居山 荒川区
修性院 布袋 日ぐらしのほてい 日蓮宗 運啓山 荒川区西日暮里3-7-12
天王寺 毘沙門天 阿弥陀如来 護国山尊重院天王寺 天台宗 台東区谷中7-14-8
長安寺 寿老人 大道山長安寺 臨済宗妙心寺派 台東区谷中5-2-22
護国院 大黒天 東叡山釈迦堂 釈迦如来 東叡山寛永寺護国院 台東区上野公園10-18
寛永寺不忍池弁天堂 弁財天 台東区上野桜木一丁目14番11号(寛永寺)

 

谷中七福神の地図とJR東日本

JRの田端駅で配っていた谷中七福神の地図を見ていいて気がついたことがあるので、次の日、JR東日本にWEBから寄せた意見(2019/1/6)の内容。
返事は期待していないけどね。

 

山手線の田端駅で、谷中七福神巡りの地図を無料で配ってくださりありがとうございます。裏面に大人の休日倶楽部の広告もあるので、勿論宣伝も兼ねてのことかとは思いますが、利用する私達にとっては大変ありがたく助けになる取り組みです。今回大変助かりましたのでクレームとかではなく、来年の地図を作る際に、より良くするためにご考慮いただきたいという提案、提言とお受け取りください。
地図に、谷中七福神の絵姿が描かれているのですが、このイラストは実物を拝さずに、あるいは仏像に関する基本常識もなく描かれていると思います。例えば、天王寺の毘沙門天は左手に槍のようなものを持ったイラストになっていますが、一般的に毘沙門天(あるいは多聞天)は、宝塔を掲げ、他に武具を持った姿です。天王寺の毘沙門天もやはり定形どおり宝塔を掲げている姿です。こ
スタンプラリーや健康ウォーキング程度の軽い気持ちの方が大半かもしれませんが、中には、信仰、信心の一環として巡られるかたもいらっしゃるでしょう。学術的に見識を持っている方もいらっしゃるでしょう。テイストについては申しませんが、あるべきは描き、無いものは描かないでください。参拝した上でイラストを書くべきとまで厳しいことは申しませんが、資料写真程度は見て作成願えれば嬉しく思います。
今回、田端駅ではなく、直接JRを東日本様全体に申し上げておりますが、他の駅でも同様の取り組みをなさる際に、同じようなことをしてほしくはないと思ってのことです。機会がありましたら何卒よろしくお願いします。

 

 


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