飛鳥坐神社にいわゆる氏子がいません。それはこの神社が元伊勢を掲げているように、古くから国の守護神を祀る神社として置かれているからです。裏を返せば特定の地域に限った氏子がいないだけで、日本全国誰でも氏子です。翌朝のご祈祷のための記帳をしていけば、そのお願い事をどこの出身者であっても祈願してもらえるのも、そのおかげです。後日、神社から六月に行う夏越しの大祓用の形代が入ったお手紙が届きました。電話をしてみた所、遠方の場合は神事に直接参加できなくても、形代を送るだけでよいそうです。(私の住む地域でも同じ時期に大祓があり、形代が回ってきました、いわゆる氏神と氏子の関係です)今まで、神社はその地域を守るものと言うイメージをずっと持っていましたが、飛鳥坐神社のように参拝する事で縁を持つ神社と言うのがあるのだと知りました。
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