午後3時過ぎ、お茶時間を楽しむ姦しい小綺麗なおばさまたちに囲まれる中、ひとりボーッとコーヒーを飲みます。
高知県に入ってすぐの頃は目の前にある道を進むだけでお寺に着けたのに、市街地に来ると横道がたくさんあって、入っていく道が分からず到着できないのです。
張り詰めていた心が、休憩をしていると少しずつほぐれてきます。
帰り際に店員さんに「国分寺はどう行けばいいですか?」と訪ねれば、親切に教えてくださいました。
さっき何度も走った道を行くと、あるじゃないですか!国分寺への曲がり角が。
休憩前には見えなかった道が、看板が見えるのです。
なんとか“二十九番札所 国分寺”に到着できました。
立派な仁王門の両脇に建つ金剛力士像が、とても恨めしく映ります。
『ここに来るのに、どれだけ迷ったことか!』と、腹立ち紛れに咎めるような目で見てしまいます。
13.気分転換は必要関連ページ
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