“二十四番札所 最御崎寺”から、いよいよ“修行の道場”巡礼スタートです。
室戸岬から西の高知市へと向かっていきます。
“二十五番札所 津照寺”の山門に到着した瞬間「マジ?」という言葉が漏れます。凄まじく急勾配な石階段が、まっすぐ上に伸びています。
上に見えるのは“鐘楼門”、別名“仏の灯台”とか。
『仏さんって灯台がなかったら迷うもんなん?ていうか、私この灯台、近寄るべからず。急階段注意。って認識かも。』と、やっとの思いで本堂へ到着。
お参りを済ませるとあの階段を下りないと行けないわけで、『怖いんですが!』。
“二十七番札所 神峯寺”もまた階段。うんざりしながら階段を上がります。
『炎を背負った朱色の不動明王にガンを飛ばされているような気がするのは、私が煩悩まみれだからですね。すみません。精進します。』と、ちょっとだけ改心しながら石段を登ります。
どこもかしこも階段だらけ。
普通に考えれば家ですら玄関から部屋に入るのは1段上がるわけで、尊いものを祀るのは少しでも上になるのは当然なのでしょう。
でも、階段多すぎです。足にきます
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