遍路 四国八十八ヶ所巡礼 体験記

巡礼2日目は徳島県21〜23番、高知県24〜31番までの11ヵ寺の巡礼でした。
嫌というほど迷ったので、このまま明日朝一の“三十二番札所 禅師峰寺”まで行って、道を確認してから泊まるホテルを探すことにします。

 

今日は肉体的にも精神的にも、とても疲れました。
睡眠不足のうえに、仰ぎ見るほどの階段の連続で足はふらふらです。
そしてお寺に辿り着けずに同じ場所をぐるぐる廻ったり、違う場所で彷徨ったりと気力が萎えることが多かったです。

 

ふと先達さんが言っていた「人生と同じ。」という言葉を思い出しました。

 

1日を振り返ると、はっきりと行く先の見える進む道、どちらに行けばよいか分からない迷う道があって、確かに人生と同じだなと。
人生になると複雑に難しく考えてしまうけれども、実はシンプルなのかもしれません。

 

『しんどければ休憩すればいい。一人で頑張らなくても、解らなければ聞けばいい。諦めさえしなければ。』と、人生を歩むうえで大きなことを学ばせてもらったように思います。

 

今晩は、ホテルのベッドで朝まで熟睡できる予定です。


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16. 大きな学び関連ページ

1 太龍寺を貸し切りました?
7時前には本堂と大師堂のお参りを済ませて納経所へ。納経所には誰もいらっしゃらない。 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
2.大慌ての僧侶
遠くからドタンバタンと音をさせながら、ものすごい勢いで若い修行僧らしき僧侶が来てくれました。「おはようございます。ご苦労様です。」とご丁寧に挨拶をしてくれて、 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
3..ご住職、がっかりしたんですね。私もです
今となれば良い思い出です。あの若僧侶もたくさんの修練を積み重ねて、今ではきっと丁寧で綺麗な字を書かれていることでしょう遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
4. 20数年ぶり
海岸のすぐ近くにある “二十三番札所 薬王寺”の朱色と白のコントラストが美しい“瑜祇塔”は遠くから目を惹きます。遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
5.1円玉の大盤振る舞い
幼少期の満足出来なかった思い出のひとつ、薬王寺の階段にお賽銭をおとしていくという、今のいままで忘れていた夢?を20数年のときを経てやっと叶えることができる 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
6.私ってものすごいケチだったのね
賽銭箱に入れるお賽銭なら、手に掴んだ10円玉でも100円玉でもそのまま奉納できますが、この厄坂で1円玉以外を落とすのはモヤモヤします。が、致し方ないので5円玉を落とします 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
7. 1円は 所詮1円
“たかが1円 されど1円”「1円をコケにすることなかれ。」と教わってきたし、大切に思ってきたけれど、『所詮1円玉は1円玉や。』と罰当たりなことを考える私でした。 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
8.どこまでも続く道
車遍路の私は歩き遍路さんの修行とは比べものにもなりませんが、『この道を行けば、必ずたどり着ける。』という思いは同じでしょう。 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
9.室戸岬
室戸岬の少し手前には、弘法大師が修行して悟りを開いたと伝わる“御厨人窟”と呼ばれる岩屋があり、この洞窟から眺めた空と海に感銘を受けて“空海”という名を弘法大師自ら付けたという説もあります 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
10. .階段多すぎ
“二十五番札所 津照寺”の山門に到着した瞬間「マジ?」という言葉が漏れます。凄まじく急勾配な石階段が、まっすぐ上に伸びています。上に見えるのは“鐘楼門”、別名“仏の灯台”とか 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
11.ほっこり
“二十八番札所 大日寺”のまたも見上げる階段に意気消沈するものの、この地域には何度か訪れたことがあって、楽しかった思い出や見たことのある風景、少し知っている場所にホッとして気分が楽に 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
12. 笑えない・・・
向かうは“二十九番札所 国分寺”。看板は見えます。地図も見ています。なのに行き着けない・・・同じ道を何度も往復して探すのですが、国分寺がないのです. 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
13.気分転換は必要
さっき何度も走った道を行くと、あるじゃないですか!国分寺への曲がり角が。休憩前には見えなかった道が、看板が見えるのです。遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
14.ひとの温かさ
私の輪袈裟を見て「ああ、お遍路さん。」と笑顔で返答をしてくれます。 迷っているときに道を教えてくれるだけでもありがたいものですが、最後に「気をつけて。」「頑張って。」と必ず笑って優しい言葉をかけてもらえると、嬉しくて涙がこぼれそうに 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目
15.華やかな五重塔
かつてあった三重塔が倒壊したために、1980年に再建された鎌倉時代初期の様式を持つ総檜造りの五重塔は、31mほどの高さがあるようです 遍路 四国八十八ヶ所巡礼の沙依さんの巡礼記。巡礼2日目