橿原神宮前から石舞台まで、藤原京跡の碁盤の目状の街並みを過ぎると、目の前には山、道はゆるゆるとしたのぼりでじわじわと足にキます。それでも石舞台まで比較的すいすいいけたのは途中にある誘惑と寄り道のおかげだと思います。飛鳥落水遺跡を過ぎると、飛鳥寺、酒船石、飛鳥京関連の史跡、もう寄り道はしまいと決めた後に見つけてしまった犬養万葉記念館。石舞台古墳に着く頃にはお昼になっていました。石舞台にあるレンタサイクル屋さんに聞くと、道は石舞台を過ぎてしまえば簡単、それにしても奥明日香まで行くんだったら電動アシスト付きの自転車にすればよかったのに、まあ帰りは下るだけだからがんばって、と、ここでも「帰りは下るだけだから」。都塚古墳の近くまで来た時にその意味を理解しました、石舞台までは寄り道をしていたので気がつかなかったけれど、緩やかな上り坂が延々と続くのは、傾斜のある坂を立ち漕ぎしていくより辛い!しかも寄り道どころがないのです。(実際にはいくつか寄り道をしましたが、行き当たりばったり、足休めの寄り道でした)
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