善光寺大本願

善光寺大本願について、善光寺のページに書こうか、別のページにしようか、ちょっと迷いました。書き出してみるとボリュームもそれなりにありそうなので、別にページを設けることにしています。

 

さて、善光寺大本願のことです。
善光寺そのものは、無宗派としていますが、善光寺大勧進は天台宗、善光寺大本願は浄土宗となっています。こう書いてしまうと簡単なようですが、こうなった経緯や理由は、どうなっているんでしょう。今の管理人は、他の寺院での似たような例を知りませんので、こうなった経緯などを正確に間違いなく書けるような見識はありません。ただ、日本の仏教が諸宗派に分かれる前から存在している寺院・・・というのは大きな要因かもしれません。
善光寺が出来たときには天台も浄土もないねんからなぁそらあどこの宗派がきてもええやん・・・ということなんでしょうかね。そう言われたらそんな気がしますが、やっぱり簡単ではないようです。

 

今、自宅でこれを書いている管理人の手元には、明治9年1876年に、県より大本願は浄土宗、大勧進は天台宗として寺務を分担、明治26年1893年には、大本願と大勧進の争論が県によって調停とあります。明治26年1893年に、県が仲良くしろと調停に入ってますから、争い、諍い、トラブルなどがあったんでしょうねぇ。でも突然おきたいようなことじゃないでしょうね。明治9年1876年に寺務を分担させたということですから、それより前は、どうなっていたのか気になります。カオス状態だったんでしょうかねぇ。ゴタゴタしてたんでしょうか。県が分担させるまで、カオスながらも、それなりに長年の慣習でなんとかなっていたのが、分担となったことが原因で、争論になったのか、あるいは昔から火種があって、それが分担で先鋭化しただけなんでしょうか。
手元の資料やネットでざっと見た限りでは、そこまではわかりません。

 

また別に、長野市観光協会でもらった写真の絵葉書があるのですが、そこには、2つの写真がプリントされています。絵葉書全体は御開帳・中日庭儀大法要と題されていて、それぞれ、浄土宗、天台宗と付された写真が載っているのです。浄土宗、天台宗ってどっちやねん、と聞いたらどっちもぉと、答えが返ってきそうです。浄土宗と天台宗がそれぞれ日を変えて1日、中日庭儀大法要を執り行うということになっていますから、現代では、それなりにバランスがとれて運営されているのでしょう。

 

浄土宗の善光寺大本願は、14の坊があり、一方の天台宗の大勧進は、25の院があります。善光寺の参拝のしおりを改めてみると、院のあるエリアと坊のあるエリアはキレイに分かれています。宿坊が寺への参拝者の宿泊施設であること管理人も知っていましたが、同じ宿泊でも、坊は浄土宗、院は天台なのだとは知りませんでした。これは、長野市に行った折にお願いした長野市観光協会のボランティアガイドさんに教えてもらいました。

 

前置きが長くなりましたが、管理人の善光寺大本願の参拝記に移りましょう。2018/12/16、、坂東三十三所観音霊場秩父三十四観音巡礼を結願できていましたので、まだ行ったことのない善光寺北向観音に参拝しようと思いました。西国三十三所 はまだでしたが、これの結願をまっているといつになるかわかりませんし・・・。
JR長野駅に到着してすぐ、地図やスポットの資料を求めて、長野市の観光協会の案内所へ行きました。あてにしていませんでしたがボランティアのガイドさんがいらっしゃいましたので、お願いすることにしました。他の観光地で何回かお願いしたことがあって、ほとんどの場合、参加してよかったと思った経験があるからです。
管理人は、善光寺についての予備知識はほとんどないままに長野市を訪れましたので、ガイドさんが教えてくれる見どころ、ポイントはかなり助かりました。しかも12月で観光の閑散期でもあったのでしょう。案内のガイドさんを独り占め状態。先を急がされることもなく、好きなペースでみることができました。そんなガイドさんが案内してくれたひとつが、善光寺大勧進です。理由は宝物殿です。ガイドさんが他に紹介してくれたいろいろなポイント、、西方寺武井神社は、行ってみたら面白い場所でしたが、おそらく・・・ですが管理人一人では立ち寄らなかったと思います。でもここ善光寺大本願は、宝物殿の看板を見つければ予備知識がなくても一人でも立ち寄ったでしょう。けっこうお寺や神社の宝物殿とか好きなんですよね。別に志納を納めてでも見るようにしています。
さて、ここ善光寺大本願の宝物殿で一番印象に残った、そしてガイドさんが推していたのは、善光寺縁起です。おそらく縁起絵巻をベースにしているのでしょう。いわば現代版紙芝居という仕掛で、善光寺の創立創建について、伝説、伝承を交えて説明しています。善光寺に伝わる創建の話の内容をちゃんと通して聞けたという意味ではなかなか良かったですが、それ以上に収蔵されている品々のほうが、なかなか楽しむことができるものでした。宝物殿は大人500円、時間は8:00-15:30ですが受付は15:00までです。

 

善光寺の御朱印は、ガイドさんのお勧めもあり、ここ善光寺大本願で宝物殿の拝観前にお願いしました。
善光寺大本願の後はガイドさんと一緒に仁王門へ。仁王門を入り、善光寺七福神の毘沙門天、世尊院へ向かいました。

 

善光寺大本願
TEL 026-234-0188

 

 


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