暑さを忘れさせてくれる、かつての村の総鎮守
この神社は駅から遠いので、私は車で行くことにしました。「峯ヶ岡八幡神社入口」と書かれた案内にしたがって車を止めたら、なんとそこは本殿の真横でした。鳥居もくぐらず参道も通らずに横からお参りするのはさすがに気が引けたので、入り口の方に向かって参道を歩くと、別の駐車場が見つかりました。そこで私は入り口近くの駐車場へ車を移動して、改めてお参りすることにしたのです。さて峯ヶ岡八幡神社、通称「峯八幡」はJR川口駅から5km以上離れていて、周辺は住宅や工場・倉庫などが混在していますが、そうした立地条件の割には案外規模の大きい神社です。境内末社も7つあり、かつて周辺の村の総鎮守に列せられただけの風格が感じられます。行ったときはものすごく暑かったにもかかわらず、鎮守の杜でセミの声を聞きながら参拝すると、暑さを一時的に忘れられるような気がしました。
2015年7月下旬
新たな気づきがありました
二度目の参拝となる今回は、新たな気づきがありました。まず、テクノロジーを利用したユニークな手水舎です。「前に立つと自動で水が出ます。離れると止まります」という掲示がありました。水は出しっぱなしでもなければ、貯めているわけでもありません。必要な時に必要と思われる量だけ水が出るのです。このような手水舎は、他になかなかないと思います。それから今回は、大鳥居から石段を下って弁天池まで足を延ばしてみました。小さな池の真ん中に弁才天を祀った祠があります。これも今回の新たな発見です。前回は石段を下りただけで参拝を終えたので、弁天池の存在に気づきませんでした。さてご神木の大イチョウの葉は、まだ緑色でした。葉っぱが黄色くなるころに、改めてお参りしたいと思います。どんな風景になっているか、楽しみです。
2016年10月
境内全体が七五三のお祝いムード
3回目となる今回は、イチョウの様子を見ようと思って訪れました。ちょうど七五三の時期にもあたり、境内は華やかに彩られていました。拝殿の左右には色とりどりの菊の花が飾られていて、境内のあちこちには「祝七五三詣」と書かれた幟が立っています。拝殿の横には三角みくじ、とんぼ玉みくじ、七福神蒔絵みくじなどいろいろなおみくじがあって、お参りした人に楽しんでもらえるような工夫もあります。駐車場にはラインがきちんと引かれて、多くの車が止められるように整備されています。多くの参詣者を迎えて七五三をお祝いしようという雰囲気が、境内全体に満ち溢れていました。さてイチョウの方は、葉が黄色くなって見頃を迎えた木もあれば、まだ葉が緑色の木もありました。すべての木の葉が黄色くなるのは、もう少し先のような気がします。その頃には境内がまた違った雰囲気に包まれていることでしょう。近いうちにまた足を運んでみたいです。
体験時期 2016年11月上旬
黄色の葉もあれば緑色の葉もある
前回お参りしてから1週間後に、また足を運んでしまいました。境内のイチョウの様子を見たかったからです。稲荷社(境内社)のそばにあるイチョウの木は一面に黄色い葉をつけている一方、御神木はまだ緑色の葉をつけていました。このほか黄緑色の葉をつけた木もあり、木によって葉の色に違いがあるので、見ていて面白かったです。全体的には、前回行ったときよりも一段と黄色く色づいた印象がありました。時間と天気が許せば、次の週にもまた様子を見てみたいです。小学生の頃にアサガオの観察日記をつけたように、週に1度くらいのペースで神社のイチョウの葉を観察しても面白いような気がします。さて今回は、七五三のお参りをする家族が数組いました。イチョウが色づき、拝殿には菊の花が飾られ、境内には幟が立てられて神社全体が華やかになったところに、家族連れのほのぼのとした暖かさが加わったような感じです。私も気持ちよくお参りできました。 2016年11月半ば
Lisa Aoki
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