鎮守の杜という言葉がそのまま当てはまるような、木々に囲まれた素朴な感じの神社です。この神社の面白いところは数々の末社。本殿に参拝して、社務所で東武鉄道の「開運!ご神仏めぐりシールラリー」のシールをもらった後に散策してみることにしました。
まず足を運んだのは、本殿の左後ろにある鹿島さま、愛宕さま、香取さまです(末社の呼称は春日部八幡神社のウェブサイトに従います)。本殿よりも小高いところにあって、社殿の背後の竹林が何ともいえない味わいを出していました。そして本殿のちょうど真後ろにあたるところに奥の院があります。鳥居をくぐり、石段を上った先にある奥の院の建物は、焼失した旧本殿を再建したもので、新しいながらも独特な存在感がありました。
さらに進んで、本殿の右側の壁面には大絵馬があります。十二支を描いた大絵馬は色彩豊かで、なかなかの迫力がありました。
次に本殿を少し離れて、天神さまと弁天さまに向かいました。森の中の素朴なお社といったところです。
その次は稲荷さま(春日部稲荷神社)へ。他の末社よりも規模が大きく、一の鳥居から五の鳥居まであり、参道には幟が何本も並び、社殿には日本酒の樽が奉納されていました。社殿から参道に並ぶ五本の鳥居を見下ろしたときの眺めがよかったです。
稲荷さまの参道の石段を下りて浅間さまへ向かおうとしたところ、浜川戸砂丘の解説板が目に入りました。火山灰に由来する大量の砂が吹き溜められて形成された砂丘で、埼玉県の天然記念物に指定されています。浅間さまはこの砂丘の小高くなったところにあります。砂地を上り下りするのは少々大変でしたが、他の神社に見られるような、岩石を集めて富士山に見立てた富士塚とはかなり違った趣がありました。
最後に氷川さまと御嶽さまにお参りしました。こちらも天神さまや弁天さまと同様、森の中の素朴なお社といった感じでしたが、勾配がやや急なように思われました。
これで末社に一通り足を運んだことになります。散策そのものが、とにかく面白かったです。
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