住吉神社

私は昔神戸市東灘区に住んでいた。平和で下町な雰囲気で住みやすい。阪神淡路大震災後、街の復興が進み震災を知らない人が半数以上になったそうだ。でも今も昔も祭りに対する熱い気持ちは変わらない。幼い頃からゴールデンウィークになると鳴り物の音が聞こえてくる。5月4日5日と東灘区では約30基のだんじりが一斉に街を練り歩く。幼い頃はそれぞれの地域で掛け声や鳴り物のリズムが違って楽しくて色々なだんじりを見に走り回った記憶がある。私は高校生の頃仲良くなった友達に誘われてはじめて祭りに参加した。私が参加した地域は9基のだんじりが繰り出す住吉神社。女の子が出れるだんじりは少なくしかも住んでいた区域ではなかったが人手が少ないこともありあたたかく迎え入れてくれた。当時は高校生だったこともあり目立ちたいという気持ちが大きく髪の毛を派手に染めサラシを巻いて法被をきた。普段大きな声を出すタイプではなくむしろ苦手だった私だが派手な格好と祭りを見に来ている人が大勢いる興奮で恥ずかしさなどなくなり声がかれても掛け声を叫び続けた。最後の宮入は一番の見せ場だ。だんじりの上に男の子が10人くらい乗り後ろに女の子が10人以上のる。自分の足場を確保したらじだんじりに繋がれているロープだけを握って必死で踊る。二日間で日に焼け声は枯れて全身筋肉痛でゴールデンウィーク明けには学校に行くのがやっとなくらいだった。部活や勉強やバイトや他にも頑張ってきたことがあったが短期間でここまで自分を出し切ったことがないくらいやりきった感があった。あれから10年以上もたち住む場所も変わってしまったが今でもゴールデンウィークになるとソワソワして鳴り物の音が聞こえてくる気がする。東灘区の祭りバカは最高に素敵だ。
本田結 (30代女性) 2004年の5月


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