ラストサムライという映画のロケ地で有名な書写山円教寺に、姫路市に住んでいる友人より初詣に誘われて行ってきました。冬場でしたがロープウェイから見えるとても景色が綺麗でした。ロープウェイ乗り場からお寺の摩尼殿まで1kmということで、体力を過信しすぎた私達はこれぐらいすぐに歩いて辿り着けると楽観視していました。後でとんでもないことになるとも思わず。 仁王門を過ぎた辺りから何やら足首と太ももが痛くなり始め、一歩踏み出すスピードが遅くなりました。山の上のお寺ということで、目的地まで上り道だということをすっかり失念していたのです。背中と足裏に貼っていたカイロも無用の長物。80歳は越えているであろうご婦人がスイスイと上っていくのを必死に目で追いながら、汗を掻き一歩また一歩踏みしめてどうにか摩尼殿まで辿り付きました。しかし摩尼殿に着いても更なる階段という試練が待ち構えていようとは。果てしなく続くと錯覚するような階段を上りきる頃には膝が笑うを通り越して大爆笑していました。 そんなこんなで辿り付いた摩尼殿の空気の清清しさ、景色の素晴らしさは言葉では言い表せません。あの苦労があったからこそ感じる美しさがそこにはありました。息を吸い込むとまるで体の細胞が徐々に新しくなっていくようで、年の初めに相応しい経験をしたと思います。 残念ながら大講堂まで行く事ができなかったので、今年一年体力と筋肉を付けて来年また挑みたいと思います。健康志向に目覚めさせてくれたと言う点ではある意味霊験に当たるのでしょうか。
このか (30代女性) 2017年1月3日
足腰が鍛えられるお寺 (書写山円教寺 姫路市書写)関連ページ
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