大晦日といえば12月31日、しかし６月にも大晦日がありました。他用で外出中のところ、銅鑼を叩く音に引かれるまま路地に入っていきました。ビルに囲まれた都会に凛と存在する芝大神宮、その日は普段とは様子が異なり足をとめて暫く眺めていました。本殿へと続く階段の下に３人の巫女さんと正装をした30~50代の女性が数人、思い切って声を掛けてみたところ"夏越大祓神事"を夕方18時より執り行うそう。枠に空きがあると予約無しでも参列可能ということで3千円を包み人生初のお祓いをお願いしました。階段の途中には人型が準備されており、氏名、住所などを記入し木箱に納めます。時間になり集まった人は役90名、神官に倣い祓いうたを唱え階段中央に堂々を構えている茅の輪くぐりを行いました。１時間ほどで神事が終わるとお土産を頂戴し場を後にしました。最中に気になっていた形代の行方はというと、改めて夏越大祓形代流し神事が東京湾で斎行される案内がお土産の中に入っていました。たまたま通りかかったのも何かのご縁、とても貴重で興味深い経験になりました。
By 神谷20代女性
時期：2015年6月30日
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