高麗神社

古代朝鮮に栄えた高句麗から入植し、武蔵野の地を開拓した1799人の帰化人たちがいました。716年大和朝廷は高麗王若光を首長としこの地に高麗郡を置きました。高麗王若光はその後再び故郷の土を踏むことなく武蔵野の開発みに尽くし、その遺徳を偲びその霊を高麗明神として祭ったのが高麗神社の由来とのことです。本殿は 工事中で参拝できなかったのが少し残念でしたが、完成すればなかなか立派なものになりそうです。隣接の敷地に「高麗家住宅」と呼ばれている茅葺の古民家(国の重要文化財)があり、中を見学ができます。大黒柱が無い独特の構造の大きな家で、古民家に興味があるなら見ておいた方がよいと思います。朝鮮半島にゆかりがあるということで日韓の文化交流のイベントが定期的に開催されているようです。また2016年は高麗郡建郡1300年ということでいろいろな行事が行われているようですのでお出かけの際にはそちらも予習していくと楽しめると思います。境内の脇から入ることができる、急な階段混じりの細い坂道があり、頂上の開けた場所に水天宮が祭られています。山のてっぺんですが木々に囲まれており風景は期待できません。ベンチが置かれており、一休みしてここで持参したおにぎりをいただきました。9月下旬の「曼珠沙華」の季節に行ってきたのですが、日高の群生地に近いため、あちらこちらで曼珠沙華の花が咲き、杜の静かな雰囲気と相まって気持ちのいい休日を過ごすことができました。
By うどん子50代男性 時期:2015年の9月下旬


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さまざまな側面がある神社 高麗神社(埼玉県日高市)
皇族方のお手植えの木をはじめ、政治家や文化人など著名人が献木した木がたくさんありました。高麗神社の別名、「出世明神」の名にふさわしい光景で