ちょっと見てみたい采女祭り

ちょっと見てみたい采女祭り Takomin 参拝記 4/5

奈良駅でいただいたパンフレットに、この采女祭りの事が乗っていました。お渡り式や例祭が行われた後、管絃船に花扇を移して雅楽の調べとともに池をめぐるそうです。そして最後は花扇を池に浮かべて采女の霊を鎮めるそうです。これを管絃船の儀と花扇の奉納というそうですが、パンフレットを読んだだけでも結構本格的なのだとびっくりしました。小さい神社ですが、悲恋とともに大切にされているのですね。
帝の愛は遠のいてしまったけれど、構成の人々にこれだけ大切にされているのだから、采女の魂も本当に慰められたのではないでしょうか。
神社にお参りして、猿沢の池をぐるりと歩いてみます。猿沢池の周りには、采女にちなんででしょうか、柳の木が植えられています。ちょうど反対側にいってみると、池のほとりにお茶屋があってベンチもあります。そこに腰かけて猿沢池を見ていると、のんびりした今の風景と昔はずいぶん違っているのだろうなと思いました。
もう少し猿沢池沿いを歩いていると、采女伝説を書いた岩があります。それによると、この采女神社を作ると言い出したのは、誰でもない帝であったとあるのです。身を投げた采女を哀れに思ってとの事、それを読んで、ちょっとよかったね、などと思ってしまいました。、さらにその岩の案内文を呼んでいると、福島県にも采女神社があり、その縁で奈良市と福島の郡山市は姉妹都市の提携を結んでいるとあります。都から遠く離れた福島にある采女神社、そちらもなんだか気になってしまいますね。


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糸占いをしに采女祭りへ (采女神社 奈良市上三条町)
太平の衣装を身にまとった人々が市内を練り歩く花扇奉公行列や、2隻の管楽船が猿沢池に浮かぶ流し燈籠の間をぬって池をめぐる幻想的な