方丈門をくぐり、石段を上がるとその先が本堂です。本堂では修行が行われていたようで、経を唱える声が聞こえました。私はなるべく音をたてないように気を配りながら、賽銭をあげてお参りしました。
本堂にお参りした後は、境内奥の祖師堂に向かうことにしました。本堂の横には歴代廟と鐘楼がありましたが、参拝者の立ち入りができないようになっていました。
鐘楼を過ぎると、二天門に着きました。ここで方丈門の右側の石段と合流します。お寺のウェブサイトによると、四天王のうち持国天と多聞天の二天を安置していることから二天門といい、紅葉の時期には見事な景観になるそうです。でも私が行ったときは、紅葉には少し早いうえに天気も悪かったので、門の美しさを楽しめず、薄暗くて持国天や多聞天の様子もよくわかりませんでした。
二天門 pingpongbooks参拝記 2/5関連ページ
- どこまでがお寺で、どこまでが住宅なのか? pingpongbooks参拝記 1/5
- 鎌倉駅から若宮大路に出て、少し歩いて鎌倉郵便局の角を曲がり、さらに道なりに歩くと妙本寺の総門があります。住宅地の中に古い木造の門だけがあるような佇まいです。門をくぐった先には参道がありますが、
- 一番の見どころ pingpongbooks参拝記 3/5
- 比企の乱でわずか6歳の命を終えた一幡之君の小袖を、800年以上たった今でも丁寧に供養している様子には、ただ感服させられるばかりで
- 高台の墓所 pingpongbooks参拝記 4/5
- 石段を上ると高台に墓地があり、奥に進んでさらに小高くなったところに墓があります。こちらも没後800年ほど経つにもかかわらず、一幡之君袖塚と同様にきちんと手入れされていて、新しい花が供えられて
- 妙本寺の鎮守 pingpongbooks参拝記 5/5
- 蛇苦止堂は古く小さなお堂で、妙本寺の鎮守、蛇苦止明神(じゃくしみょうじん)を祀っています。方丈門から蛇苦止堂にかけての一帯には祠や鳥居が見られ、いかにも鎮守らしい雰囲気が漂って