お線香を立てるのは、お墓参りのときに両親が1本の線香を立てていたり、本家の仏壇に1本の線香を半分に折って香炉に立てていたりというのを目にしてきましたが、『そういうもの。』と思い、理由を聞いたことはありませんでした。
実際、線香の本数は宗派によって違うようです。
四国八十八ヶ所巡礼を始めて、本堂と大師堂のそれぞれに1本のお線香を献香していました。
1本のお線香を立てていると、ひとりのお爺ちゃんが声を掛けてくれます。
「ねえさん、お線香の1本はこのお寺のご本尊様に。1本はあなたのご先祖様のために。1本はねえさん、あんた自身のために。全部で3本立てるものだよ。」と。
そして「若いのに八十八ヶ所を廻っているのかい?気をつけてな。」と穏やかな顔で温かい言葉をいただき、知らなかったことを教えてもらえることと、労いの言葉に嬉しさと感動で涙が零れそうです。
3.お線香3本の意味関連ページ
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