筥崎宮

筥崎宮

812-0053 福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
http://www.hakozakigu.or.jp/index.php

 

日本三大八幡

 

筥崎宮の放生会

 ちょうど放生会大祭の時期で参道には両脇に縁日が立っていました。「春の博多どんたく・夏の祇園山笠・秋の放生会」で博多三大祭だそうです。放生会は近くのお寺で行われているので仏教行事のイメージがあったのですが、調べてみると、神仏習合で神社とお寺の両方で行われている事を知りました。秋のお祭りなので、実りへの感謝をすると同時に、万物をいつくしみ、殺生を戒めるという趣旨で、一見方向性がバラバラに思えたのですが、起源が合戦の間に行うお祭りだそうなので納得しました。また、殺生と言う事をもう少し広義に考えてみると、どんな厳格な菜食主義でも命を食べているのは変わらないので、どれだけの命が自分を生かしているのか、顧みて感謝をすると言う意味にもなるのではないかと思いました。

 

筥崎宮と歴史

 参道が博多湾から始まっているほど、とても海に近い所にあり、そのため、境内の隅に元寇の際の蒙古の船の碇石があります。太平洋側に住んでいたので、気にした事がなかったのですが、「海を越えてやって来る外敵がいる」と言う事を、こういった物証があることで常に頭の中に置いていられるのかもしれません。博多には他にいわゆる迎賓館だった鴻臚館があり、少し内陸には水城をはさんで大宰府政庁と言う外交の場や、僧侶たちの立ち寄る観世音寺もあります。これらがなぜこの場所に置かれ防人がいたのか、地理的な理由を改めて実感しました。元寇はもちろん授業で習った事ですが、実際にその歴史が動いた場所を自分の目で見ると、印象がガラリと変わりました。


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筥崎宮記事一覧

随分前の話です。40年ほど前、私は大学生で、福岡市東区にある従兄が大家さんのアパートに住んでいました。従兄が筥崎宮の檀家の青年部に所属していて、放生会のお御幸で雅楽を演奏しながら練り歩くことになっていたのですが、人数が足りないからとフルートの経験のある私にも参加するよう声を掛けてきました。竜笛(雅楽に使う横笛)を吹くのは初めてでした。確か、「抜頭」という曲だったと思います。「トウリョンホウラルラ…...

一年を通して人気の行事が多い筥崎宮ですが、正月の玉せせりに始まり、冬はぼたん、初夏からあじさいを楽しめる庭園もおすすめの場所です。何といっても全国からも観光客が訪れる9月の放生会は地元でも人気のお祭りです。生き物を放ち命を大切にすることがこのお祭りのテーマですが長い参道には数百軒の露店が並び賑わいます。昔からお参りをしたら新しょうがを買って帰るのが地元っ子。7月の博多祇園山笠で男たちが家を不在にし...

毎年9月に筥崎宮で行われている放生会というお祭りに今年も行ってきました。いろいろな行事や生け花やおはじき等の展示があって大変賑わうお祭りです。昼間と夜とでは雰囲気や参拝者の数も全然違うので何度行っても楽しめます。特に出店の数と種類の多さには驚くほど。今年は夜に家族と行ってきました。例年人は多いのですが、今年は特に人が多くて参道は満員電車のような状態。このままでは事故でも起きるんじゃないかと心配にな...

福岡では知らぬ者はいない筥崎宮、玉せせりなどの有名行事もありますが、私は折あれば参拝しています。本当に神様が住んでいるような気がする不思議に心が落ち着く空間です。一番好きなのは筥崎宮入って右手奥にひっそりと立つ大楠です。樹齢350年だったでしょうか。この大楠は様々な世の中を見てきたのだなと思うと感慨しきりです。その大楠の「気」を自分が弱っていると感じた時はいただきに行きます。大楠の脇の夫婦石の謂れ...

毎年行われている放生会という筥崎宮伝統のお祭り行事があります。そこは全国でも珍しい虫の供養の為に行われているお祭りであると聞いたことがあります。その物珍しさ故か、神社内にはたくさんの人だかりで賑わいひしめき合っていました。本殿の側には獅子舞踊りを舞う舞台が設置されていました。毎年のように母とともに御本殿に感謝をお伝えし、楼門に掲げられた「敵国降伏」の字を後にしながら獅子舞踊りを観賞することにしまし...

年末、嫁の実家へ一緒に里帰りした際、一番近い神社へ初詣へ行こうということになりそこへ行きました。結構大きな国道沿いの駐車場に車を停め、長い参道を歩きましたが嫁いわく「本当は海から神社まで参道が続いてる」とのこと。海辺にたつ鳥居も見たかったのですが寒かったので断念。境内はそんなに広くはなく色使いも質実剛健といった雰囲気でした。門に掲げられている「敵国降伏」の文字もそんな要素を醸し出しているのかも。参...

最近、あたたかくなってきた福岡市東区の筥崎宮では、春の訪れの儀式である《春季社日祭・お潮井取り》が、行われます。筥崎宮の年中行事のひとつで、3月・9月の2回、社日祭があります。社日祭とは、春分の日・秋分の日に1番近い(戊/つちのえ)の日にあたり、五穀豊穣・除災招福・家内安全を祈り、土の神様に豊作を祈願・感謝するお祭りで、この日は、お潮井取り(お潮井汲み)があります。箱崎浜の真砂をいただいて自宅に持...

福岡の正月の3社詣りの一つ、日本の3大八幡宮の一つとして、箱崎宮がある。参詣客が多数のとき、行列がなかなか前に進まないほどの賑わいをみせている。楼門の上部に「敵国降伏」の額が掲げられている。この額は、鎌倉時代中期、中国大陸から蒙古が襲来したとき、箱崎宮に撃退の戦勝祈願して成就したことに由来するという。参道脇には、焼き鳥、梅が枝餅など食べ物の露店が軒をつらねている。以前に比べ、洋風名の食べ物が増えて...

毎年9月に数日間に渡って開催される、福岡市の筥崎宮の放生会(ほうじょうや)。毎年行きたい行きたいと思いつつ、ようやく初めて参加したのは去年のことでした。その感想はとにかくタイトルの言葉に集約されます。「歴史的バラエティ」。出店の数もさることながら、その種類の豊富さにもワクワクさせられました。有名な縁起物おはじきやビードロなんかの民芸品、放生会名物らしい新生姜の屋台、そして「ザ・レトロ祭り」とも言う...

10年近く前、W柿も梨も放生会"と話す友人に連れられて、筥崎宮の秋の祭りを知りました。 教えてもらったことは、ちゃんぽん、おはじき、新生姜の3つです。 ちゃんぽんとおはじきは、壊れそうだったり並ぶまでの根性がなかったりで、今まで手にしたことはありませんが、新生姜だけは、毎回買って帰ります。 葉っぱを揺らしながら帰る晴れがましさ。青葉は、お風呂に入れて楽しみます。 出店や陶器市もあって、国道から...

福岡県にある筥崎宮は日本三大八幡のうちの一つでありますが、秋にはすべての生命や実りに感謝する「放生会(ほうじょうや)」というお祭りが開催されます。ここでは2年に一度、小中学生がお御輿をかついだりしながら箱崎の街を練り歩く行列「御神幸(御神輿行列)」があり、地域の小中学生が参加します。我が家の子どもたちは、今年も部活動の関係で参加します(おととしも縁あって参加しました)。祭りの衣装に身を包んだ子供た...

放生会にいってきました。生きものに感謝するお祭りで、他の地域では「ほうじょうえ」と読むらしいのですが、福岡では「ほうじょうや」といいます。お参りした後には、いつも御神籤をひきます。なんと、この御神籤にはくじ引きがついています。商品も結構豪華で、福岡東京間の飛行機チケットだったり、クルーズでお食事できる券だったりして、毎年の楽しみになっています。さて、そんな放生会ですが、子供たちの楽しみは沢山の出店...