筥崎宮

毎年行われている放生会という筥崎宮伝統のお祭り行事があります。そこは全国でも珍しい虫の供養の為に行われているお祭りであると聞いたことがあります。その物珍しさ故か、神社内にはたくさんの人だかりで賑わいひしめき合っていました。本殿の側には獅子舞踊りを舞う舞台が設置されていました。毎年のように母とともに御本殿に感謝をお伝えし、楼門に掲げられた「敵国降伏」の字を後にしながら獅子舞踊りを観賞することにしました。はぐれないように母と手を取り、一糸乱れぬ獅子舞の動きをただただぼんやり眺めておりました。すると獅子舞踊りをされていた方がおもむろにマイクを手に取り、「獅子舞踊りというのは、ここにいる皆様の厄が取り除かれますように。という願いを込めて舞っているのでございます。」とお話してくださいました。そのお話を聞いた瞬間、気付くと私の目からぽろぽろと涙がこぼれ落ちてしまいました。ここにいる全ての人の幸せを願い、必死に踊っている方々のお心が嬉しくなり感極まって泣いてしまいました。私のとなりに偶然居合わせたインド人風の女性から心配されてしまいました。言葉ではうまく言い表せないのですが、たくさんの人たちが大切な人たちの無事や幸せを願う神社で参拝者の幸せを願う舞手さんの温かいお心、そんなとても綺麗な心に包まれていることが嬉しくて恥ずかしながら大きな愛に包まれたような気がして嬉しく嬉しく仕方がなったです。私もこんなふうに、誰かのことを大きなあたたかさで包み込める人になりたい、こういう優しい心からつなげていく伝統文化を後世にちゃんと残していきたいと、強く心に思いました。とても貴重で刺激的な体験となりました。
By はなまろ20代女性
時期:2014年の9月15日の体験


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