鳥越神社

毎年6月の週末に、鳥越神社の例大祭が行われます。古くより東京で一番重たいお神輿として有名で、その千貫神輿を担ごうと各地からお祭好きな人々が集まり、お神輿が町を練り歩く時には威勢のよい声が響き渡ります。同じ台東区の三社祭同様に町会以外の担ぎ手が増えたので宮入だけは決まった町会のタスキを持つ人しか参加ができません。その宮入前の時間がなんとも静かで、江戸時代にタイムスリップしたかのような素敵な夕暮れなのです。18か町の代表が、それぞれの古い町名の提灯をかかげ、ゆっくりと神社の前に集まります。そのお年寄りたちの着流し姿のかっこいいことといったら!夕暮れに提灯に灯る明かりの色と、町会代表のお年寄りたちの姿は一度見たら記憶に残る絵のようです。そして、その静けさの中、次第に宮入の威勢のよい声が聞こえてきて、興奮の坩堝に入るのです。地方のケンカ祭のような荒々しさはありませんが、江戸の男たちの粋を感じることができます。
キジ (40代女性) 6月


迫力のある千貫神輿の宮入り (鳥越神社 東京都台東区)関連ページ

鳥越神社の例大祭に親子で参加しました (台東区鳥越)
お祭りの見所はなんといっても御神輿。千貫神輿と呼ばれ、日本で一番重い神輿と言われています。町会ごとに順番に神輿の渡御が行われ
鳥越神社の夜祭り (鳥越神社 台東区鳥越)
6月の初めに開催されるこのお祭りは、台東区の数あるお祭りの中でも地元に愛されたお祭りです。 梅雨時の悪天候の中でも、お神輿を一目見ようと、