弁天池や金色養蚕大明神など、ちょっとした見どころのあるお寺、というのが妙音寺についての個人的な印象です。
本堂の左側にある弁天池には色とりどりの錦鯉がたくさん泳いでいて、見る者の目を楽しませてくれます。池のほとりには弁財天を祀った妙音堂が建っていて、弁天池とともに「池の妙音寺」という通称にふさわしい光景を作り出していました。
妙音堂の背後には、石造りの鳥居が建っています。飛び石に従って近づいてみると、「金色養蚕大明神」と刻まれた石塔があり、鳥居の先には金色姫が彫られた石板がありました。勧請された背景にはいろいろあるようですが、それはともかく、金色大明神を祀っているのは珍しいと思います。
境内の植栽は割と充実していて、よく手入れされています。私が行ったときにはサザンカやアメジストセージが咲いていて、落ち着いた感じの境内にアクセントをつけていました。他の時期には違った草花を楽しめて、境内の雰囲気もまた違ったものになると思います。
Lisa Aoki Dec 2018