成就院

御府内八十八ヶ所の第七十八番霊場である成就院は、境内全体がきれいに整えられていて、四季折々の植物が楽しめるお寺です。私が行ったときには入り口近くでサザンカが濃いピンクの花、パンジーやビオラが色とりどりの花を咲かせていて、墓地の入り口では紅葉が鮮やかでした。
特に印象に残ったのは、称観堂と呼ばれる永代供養墓です。観音様を祀る「与楽」と、遺骨を納める「抜苦」の二つの堂から成り、足元には気仙三十三観音霊場のお砂と、霊場名が刻まれた石板が敷かれています。そして「南無観世音菩薩」と唱えながら、気仙三十三観音霊場のお砂踏みをたどって二つの堂の周りを8の字にお参りすると、功徳を積むことができるとされています。
形がユニークであると同時に、東日本大震災への思いが伝わってくるような気がしました。「与楽」に収められている観音像は、東日本大震災で被災した木で作られています。
このほか、本堂の彫刻や弘法大師堂なども成就院の見どころといえます。
Lisa Aoki Dec 2018