神社と聞くと、長年勤めた職場のことを思い出します。入社当時40代だった社長のオフィスには、よく手入れの行き届いた綺麗な神棚がありました。毎朝のお掃除はもちろん欠かさず、毎月1日と15日にはお神酒やお塩、お米、榊も新しいものと取り替えられていました。その神棚には、会社の近所にある隠田神社で毎年いただくお札としめ縄が納められています。1日と15日にはスタッフの私も同行して、その隠田神社にお参りに行っていました。商売繁盛だけでなく、病気や怪我をした従業員がいれば快復をお願いし、みんなが長く健やかに仲良く一緒にお仕事できますように…と毎回お祈りしたものです。社長曰く、お願いばかりしていると神さまも疲れてしまうので、日々の感謝を欠かさないことが大切なんだそうです。近所の神社や神さまに感謝して労い、大事に思う、これが氏神さまとのお付き合いなのだと教わったような気がしました。当時の勤め先では、毎年の仕事始めの日に隠田神社で御祈祷していただくことになっていました。普段から少なくとも毎月2回は宮司さんとお会いしていたので、その親しみやすいお人柄も手伝ってか、まさに“ご近所さん”といった雰囲気で新年のご挨拶をするのが楽しみでした。敷地内にあるお稲荷さんでは、よく猫がお賽銭箱に乗って寝ていたりして、まるでその猫を拝むようにお参りして笑ったものです。都会の真ん中にある、小さいけれど歴所のある隠田神社。温かく微笑ましい光景ばかりが思い出されます。真夏でも涼しくて爽やかな風の流れる参道も神秘的で、私の癒しスポットでした。いまは退職して引っ越してしまったので、またお参りに行けないのが残念で寂しいです。思い出すと懐かしい隠田神社、また機会があったらご挨拶に伺いますね!
やいまき (40代女性) 2016年の1月
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