覚林寺

高輪台駅から桜田通り(国道1号)をしばらく歩くと、古い木造の門が見えました。覚林寺の山門です。門はそれほど大きくありませんでしたが、一種の風格が感じられました。山門を入ると境内を一通り見渡せます。正面に清正公堂、右側に本堂、左側に毘沙門堂と稲荷堂があります。清正公堂も、山門と同様に風格の感じられる建物です。たぶん加藤清正公の像や位牌を祀っていて、勝負祈願の寺として知られていることが、清正公堂や山門の風格に表れるのでしょう。また清正公堂には「奉納」と書かれた提灯が掛かっていて、風格と同時に、どこか親しみやすさもありました。さて覚林寺は、境内が全体的によく手入れされているうえ、都心の幹線道路沿いという立地条件もあり、参拝客が入りやすい雰囲気になっているといえます。私が行ったときも、1人が出るとまた1人が入ってお参りする、というふうに、参拝客が絶えない様子でした。
By あおきリサ (40代女性) 経験・体験の時期:2015年12月