常光寺

亀戸七福神の寿老人で、江戸六阿弥陀の6番目の霊場でもある常光寺。第一印象はすっきりしたお寺、といったところです。境内には塵一つなく、本堂、大仏、寿老人堂、石塔などが整然と並んでいました。
とはいえよく見ると、すっきりした中にもさまざまな個性があります。例えば、境内にそびえる白い大仏像。永代供養塔の上に建てられた像で、塀の外からでもよく目につきます。私が行ったときは曇りでしたが、晴れた日には青空によく映えると思います。それから本堂の丸い屋根も、他では見られない形で特徴的といえます。さらに本堂の正面左側には、個性的な表情の石像がありました。ネット上でも写真をちらほら見かけますが、何の像なのかはわかりません。
一番の見どころをあげるとしたら、六阿弥陀道道標でしょう。江東区の文化財に指定されていて、塔身の正面や側面に書かれた刻銘からは歴史が感じられます。