前年に引き続き、2018年も宝幢院の節分祭に行ってきました。ところが門を入るとすぐ「豆まきは今回で終了」といった内容の掲示が目に留まりました。そして豆まき開始の少し前、たくさんの人々が続々とやってくる中で、運営役員の1人が「平成4年以来節分の豆まきを毎年行ってきましたが、諸般の事情により、27回目の今回をもちまして終了することになりました」という挨拶をしました。地域に親しまれ、大勢の人でにぎわっていた豆まきが終わってしまうのはとても残念ですが、事情があってのことなのでしょう。同時に、宝幢院の豆まきの歴史が平成になってから行われたことを初めて知り、意外な気がしました。
今回が最後ということで、豆まきでは前回より多くの豆やお菓子などが振る舞われたと思います。私は小袋に入った福豆と、駄菓子2種類を手に入れました。福豆の小袋には番号が付けられていて、境内に設置されたテントに持って行くと番号に応じた景品がもらえます。私がもらったのは、扇子とハンカチと箸置きでした。
豆まきのにぎわいの余韻に浸りながら家に帰ってコートを脱ぐと、豆が1粒堕ちてきました。宝幢院でまかれた豆が、たまたまコートのフードに入ったようです。「面白いお土産をもらった」と苦笑すると同時に、「宝幢院の豆まきは本当に終わってしまった」と改めて実感させられました。
Lisa Aoki Feb 2018
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