法真寺

高台にあり、周辺の道は細く、起伏があって曲がりくねってますが、岩槻街道沿いにある題目塔やロードサインのおかげで難なく行けました。
境内はきちんと整えられていて、よく手入れされている様子でした。山門を入るとすぐ左手に鐘楼、右手には三蛇弁財天があります。弁財天からさらに奥へ進むと百度石や筆塚、百度石の横の階段を上がると三十番神堂、さらに本堂の左奥には咸得稲荷と、見どころがいろいろあるといえそうです。
植栽は常緑樹がやや多めで、全体的にしっとりした雰囲気を作り出しています。百度石の近くに生えているマンリョウ(?)の赤い実が、程よいアクセントになっていました。
ところで境内の一角には、カエルのキャラクター「けろけろけろっぴ」の柄の頭巾と前掛けを着けたお地蔵様がいました。頭巾や前掛けは、定番の赤ではありません。誰がなぜそうしたのかはともかくとして、このように茶目っ気のある演出は、見ていて微笑ましい気持ちになれます。意外なことに、お地蔵様はしっとりした境内に不思議なくらいよく溶け込んでいました。

 

Lisa Aoki Feb 2018