さらに本堂へ向かって進むと、右側に地蔵堂があります。小ぢんまりとした地蔵堂は古い木造建築ならではの味わいがあり、その中に地蔵菩薩像が安置されていました。特に目を引いたのは、地蔵像の足元にある、白く小さなお地蔵様です。供え物の花や線香とともに何体もたたずむ様子は、見ていてかわいらしい感じがしました。
左側には不動堂がありました。不動堂のそばにはシダレザクラの木があり、私が行ったときには開花したばかりでした。建物と組み合わされば、一種の可憐さや優美さが感じられて、それだけでも絵になるものです。三分咲き、六分咲き、満開、そして散り始めるころになると、それぞれ違った趣を見せてくれるのではないかと思います。
また不動堂の本尊の不動明王について、大日如来との関係や、姿形が持つ意味など詳しい解説があり、読んでいて勉強になりました。
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