平井聖天(燈明寺)へ行って、旧中川沿いの道を散策した後に立ち寄ってみました。
まず二の鳥居をくぐって、左手にある富士塚にお参りしました。平井諏訪神社の富士塚の特徴は、登山道が二手に分かれていることです。一方の道は頂上にある末社の浅間神社に通じていて、もう一方はやはり末社の小御嶽神社、八幡神社、水神社に通じています。石でできた古い祠が、富士講の歴史を物語っていました。
次に社務所や神楽殿の前を通って本殿へ。白地に黒の文字で「平井諏訪神社」と書かれた一対の提灯が、凛とした雰囲気を出していました。
本殿にお参りした後は、その右手にある稲荷神社へ行きました。何本もの鳥居をくぐった先で、御神木のイチョウの木陰にたたずむ社殿は、平井諏訪神社の旧本殿です。昭和40年代に本殿を新築した際、現在の場所に移されて稲荷神社となりました。ひっそりとしていながらも、古い木造の建物ならではの落ち着いた味わいがあります。
さらに額殿の様子を見てみました。平成30年の干支、戌を描いた大きな絵馬が、訪れる人の目を引きます。中にはベンチが並んでいて、ちょっとした休憩スペースのような感じでした。
そして参道を通って、案内板に目を通して、一の鳥居から境内を出ました。参拝する順番が逆だったような気もしますが、それはそれで楽しめました。