関東三大聖天の一つ、平井聖天へ行ってきました。
平井駅北口から数分歩くと、立派な山門と、その奥にある大きな建物が目を引きます。平井聖天です、ぱっと見てすぐにわかりました。山門の門前にある一対の仁王像と、「聖天」と書かれた扁額が、関東三大聖天といわれるだけの風格を感じさせます。
山門をくぐると、左手に多宝塔と茶室と鐘楼、右手に石像や石仏と本堂、そして正面に聖天堂があります。
まず目についたのは、多宝塔です。「瑜祇(ゆぎ)供養塔」という文字が刻まれていました。「瑜祇とは何だろう?」と思ってネットで調べてみたところ、真言密教の経典だとわかりました。燈明寺は真言宗のお寺です。
茶室はかつて伊藤左千夫が設計したものを、最近になって復元したそうです。「一般公開したり、実際に使ったりすることはあるのだろうか?」と疑問に思いました。
次に本堂へお参りしました。解説によると、本堂は宇治平等院風の三屋根造りで、外から見るととにかく目立ちます。駅からお寺へ向かう途中に目についたのは、この本堂でした。
最後にお参りしたのは聖天堂です。コンクリートの建物の上にお堂があり、階段を上ってからお参りします。聖天堂から周囲の風景を眺めていると、何となく開放感に浸れます。
ところで気になったのは、聖天堂の下にある古びた石像です。ずっと昔に誰かが奉納したようですが、長い間放置されていて荒廃しています。一体何だったのか…。
それはともかく、一通り散策した後に境内を出ようとしたら、参道に沿ってミニトマトが植えてあるのに気づきました。花が咲いていたり青い実がなっていたりして、いかにも夏らしい感じが出ていました。お寺でミニトマトを育てているとは珍しいです。