境内には富士山に見立てた小高い富士塚があり、その斜面には江戸時代の富士信仰にちなんだ石碑がたくさんあります。江戸時代に人々は富士講を結成して登山したそうですが、数多くの石碑からは富士山に対する熱心な信仰ぶりがよく表れていると思います。富士塚の斜面にあるたくさんの石碑は、この神社のユニークなところといえるでしょう。ところで私は、巣鴨駅から歩いて巣鴨大鳥神社の酉の市に行った後、次の予定までに時間があったので、さらに歩いて駒込富士神社に行きました。これだけで合計20分くらい歩いています。お参りした後は十数分歩いて千石駅まで行き、そこから地下鉄で次の目的地に向かいました。次の用事を済ませた後も20分ほど歩いたので、その日はかなり歩いたことになります。でも昔の人が富士登山のために歩いた時間や距離とは比べ物になりません。江戸時代の人が富士山にかける思いは相当なものだったのではないか、と改めて思います。
By リサ・アオキ40代女性 2015年11月初旬