大鷲神社

一の酉の日に、「酉の市」発祥の地とされる神社へ行ってきました。
鳥居をくぐると参道の両側にたくさんの露店が並んでいて、いかにも酉の市らしい雰囲気を作り出していました。境内は混み合っているわけでもなければ空いているわけでもなく、程よいにぎわいがありました。時折露店で熊手が売れると三本締めが行われ、独特な掛け声が面白かったです。発祥の地で酉の市ならではの光景を目にして、雰囲気を味わうことができたので、行ってよかったと思いました。
露店が並ぶ参道をゆっくり歩いて拝殿へ向かうと、晩秋の特別な日ならではの演出がありました。賽銭箱の左右に、菊の鉢植えが置いてあったのです。黄色い大輪の花は季節感を出すとともに、境内のにぎやかさに彩りを添えているようでした。
そして参拝を済ませてから、社務所で熊手を買いました。私は個人的に、露店に並んでいる凝ったデザインの熊手より、社務所で扱っているシンプルな熊手の方が好きです。
熊手と一緒に、神社のパンフレットも渡されました。それによると、本殿には大小さまざまな彫刻があるとか…。今回は酉の市で、しかも夕方だったため本殿を見ることはできませんでしたが、機会があれば改めて神社に足を運んでみたいです。