十二年に一度の総開帳との事で前から行きたかった秩父の札所巡りへ。季節は秋、風が素肌に気持ちいい、と思いきやまだまだ湿気を孕んで肌にまとわりついてくる。市街地周辺はさすがの暑さ。しかし山道に入ると風のサワサワした音と共にひんやりとした空気が背中を押してくれて坂道の辛さを和らげてくれた。山道には紫色と水色が鮮やかな秋海棠が沢山咲いている。秋海棠と坂道の先にあるゴールを目指すと石龍山・橋立堂が見えた。その背後に佇む石壁が力強い雰囲気を出している。この日の目当てはとても珍しい馬頭観世音坐像。近くで見る馬頭観世音坐像は頼もしい雰囲気を纏っているも優しい印象だった。目的を達成したことでどっと汗が吹き出てきたので併設されている橋立鍾乳洞へ。火照った体に自然のパワーを受けた。
By なのか20代女性 時期:2014年総開帳の年の秋