正法院

建物は昭和から平成の建築で全体的に新しいですが、円空作木造薬師如来立像、円空作十二神将立像など江戸時代に作られたものが残っています。私が行ったときは円空仏を見ることはできませんでしたが、旗本青木高頼一族の墓および宝篋印塔、1758年建立の六地蔵像、1848年作の不動明王像(不動堂に納められています)などがありました。
またユニークなのは、本堂にぶら下がっている巨大な念珠です。繰念珠といい、横に置いてある鉦を2回鳴らして、願い事を唱えながら念珠を3回引く、というものです。せっかく足を運んだので、試しに願い事をしてみました。念珠を引くときに出る音が不思議な感じです。
このほか境内では修行大師像、交通安全観音、幸福地蔵、水子地蔵など比較的新しい像も目につきました。詳しい歴史がわかっていないのは残念ですが、正法院は境内がまずまず広く、江戸時代に作られたものが残っているので見どころもそれなりにあるお寺だと思います。
Lisa Aoki Oct 2017


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