久伊豆神社にお参りした後、参道を歩いていたら、お寺らしき建物が目に入りました。「一体どんなところなのだろう?」と興味を持ったので、行ってみることにしました。元荒川に面した入口には、江戸時代の名残が見られる石像や石塔がたくさん並んでいて、昔も今も人々の往来を見守っているような感じです。境内に向かって進むと、小さいながら落ち着いた佇まいの総門がありました。解説によると、天嶽寺はかなり格式の高い寺院だったとのことです。総門をくぐって参道を歩くと、左側におびただしい数の古い墓石がありました。無縁仏群です。無縁仏群の奥には広大な墓地があり、檀家が多く、格式が高いことがうかがえました。さらに進むと、二階建ての山門があります。これを見て、鎌倉の浄智寺の山門とどこか似ているような気がしました。山門の先に鐘楼と本堂があります。たまたま行った越谷にこのようなお寺があったとは、私にとって意外な発見です。
By あおきリサ (40代女性) 体験の時期:2016年2月中旬