光明院

香取神社にお参りしたついでに、斜め向かいにある光明院にも立ち寄ってみました。香取山という山号が示す通り、かつて香取神社の別当寺でした。
境内はきちんと整えられていて、ところどころにある花壇や植木鉢、プランターには花が咲いていました。全体的にやさしい雰囲気に包まれているような感じです。本堂の前には地蔵菩薩、文殊菩薩、釈迦如来、弘法大師、興教大師の像があり、墓地には不動明王と観世音菩薩の像がありました。文殊菩薩と不動明王は追善のために建てられたものです。また7体の像のうち5体の足元には、パンジーなどの鉢が置いてありました。こうしたところから、仏像や草花を大切にしている様子がうかがえます。
境内を散策して山門を出ると、「檀家外の方も供養します」という掲示が目につきました。ところどころに咲いている花や追善のために建てられた像、そして檀家にとらわれずに供養するという姿勢が、境内全体を包み込むやさしい雰囲気を作り出しているように思いました。


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