かつて武蔵国二の宮と称された金鑚神社。私は子供の頃に家族や親せきに連れられて行ったことがありますが、どのような神社だったのかは全く覚えていません。
今回改めて行ってみた印象は、「山の中にある荘厳な神社」といったところです。本殿を特に設けず、背後の山全体をご神体としているところが神社の一番の特徴であり、1000年以上続いている古社らしい風格が感じられました。
拝殿にお参りした後は、神社の裏手の御嶽山に登りました。句碑がたくさん並んだ道を登り、国の特別天然記念物に指定されている鏡岩のそばを通り、その上にある石仏群を拝み、更に狭く険しい山道を登ると、御嶽山の頂上に着きます。頂上から眼下に広がる風景を眺めていると、真冬にもかかわらず汗だくになって登り切った、という達成感が味わえました。
御嶽山を下りた後は、国の重要文化財に指定されている多宝塔を見て、神社を後にしました。多宝塔は遠くから眺める方が、近くで見るよりも見栄えがします。
Lisa Aoki Jan 2019