2014年の秋、たまたま近くを車で通って川口神社の存在を知りました。そのときは神社の周辺を車でぐるぐる走り回っているような感じがして、「周辺の道路は一方通行がやたら多い」くらいの認識しかありませんでした。そして2015年の9月になって、境内に初めて足を踏み入れたのです。まず目を引いたのは、大きな石造りの鳥居です。裏側には鋳物工場が鳥居を奉納したことを記してあり、戦勝祈願の文言が消された跡がありました。これだけでも川口の歴史が垣間見えるような気がします。次に古い木造の門と、やはり古い木造の本殿が目につきました。どちらも古い木造建築ならではの趣と、川口の総鎮守としての風格が感じられました。その後、境内のあちこちにある末社をお参りしました。川口神社は明治時代に近隣の神社を合祀しただけあって、境内末社が8社と多いです。しかもそれぞれが個性豊かで、末社といえどもきちんとお参りしてみる価値はあると思います。特に興味深かったのは金属の神を祀った金山神社と、平和の神を祀った川口護國神社です。鳥居だけでなく末社からも、鋳物産業が盛んで、戦地に多くの人を送ったという川口の歴史の一端が見えるような気がしました。
By pingpongbooks40代女性 時期:2014年10月、2015年9月
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