聖天院

せっかく高麗神社にお参りしたのだから、近くにあって、高麗王若光の菩提寺でもある聖天院にも足を運ぶことにしました。
聖天院の境内はかなり広く、山の斜面に立地しているため高低差もあります。私は山門から入って一番奥にある檀君王倹の像まで一通り見て回りましたが、ちょっとしたハイキングのような感じでした。
全体的な印象として、高麗神社よりも韓民族の色合いが強い感じがしました。特に高麗王若光の廟所と、在日韓民族無縁仏慰霊塔にそうした色合いがよく表れているような気がします。
それから、自然の地形と岩石を生かした風景がよかったです。高麗王若光の廟所の右手奥にある築山、中門をくぐった先にある庭園、本堂右手にあって白っぽい石灰岩でできた雪山は、平地とも森林とも枯山水の庭とも違った、独特な味わいがありました。
本堂前からの眺めもよかったです。本堂は書院・庫裡や阿弥陀堂よりも高い所にあり、雷門から階段を上って中門に行き、さらに中門の左側の階段を上ると着きます。お寺の周辺には高い建物がほとんどなく、東京近郊では見られない、里山らしい風景を楽しめました。

 

Lisa Aoki Feb 2018


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