山の辺の道 多坐弥志理都比古神社

多神社

所在地

奈良県磯城郡田原本町大字多字宮ノ内569

電話

開門時間

料金

交通アクセス

主祭神

神倭磐余彦尊(神武天皇)
神八井耳命
神沼河耳命(綏靖天皇)
姫御神(玉依姫命)
太安万侶

社格等

式内社(名神大)・県社

創建

紀元前580年(綏靖天皇2年)

本殿様式

春日造

正式名

多坐弥志理都比古神社(おおにますみしりつひこじんじゃ)

別表記

多社
多坐神社
太社
意富社

例祭

4月第3日曜日(おおれんぞ)


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多神社記事一覧

多神社は奈良県の田原本町にあります。多神社へは、近鉄橿原線笠縫駅で下車して、歩いて5分ほどの距離です。古くて由緒がある神社ではありますが、現在はそれほど多くの参拝の人が来ているわけではないようで、駅を出た所には特に看板などで案内の表示がかいてあるわけではありません。しかし、駅の人に尋ねると、あちらを行って・・・と丁寧に教えてくれました。駅の周りには一軒スーパーみたいなよろず屋があるだけで、その隣に...

多神社までは本当に五分ほどで着きました。それほど大きな敷地ではなく、特に他には参拝の人もいません。境内には町内会用の掲示板があって、色々なご案内が貼られています。この神社の歴史は古いですが、現在に引き継がれていながら、ちゃんと現在の地元になじんでいるのだなあ、と思っていました。すると、近くに保育園があるのか保育園の先生と小さな子供達がやってきて、きゃあきゃあ言いながら境内に入ってきました。境内は一...

参拝しながら多神社の案内を読んでみましたが、この神社を「おおじんじゃ」と一発で読める人は地元の人か、よっぽど歴史に詳しい人なんだろうな、と思いました。多神社は正式には、多坐弥志理都比古神社(おおにますみしりつひこじんじゃ)と言います。神社の御祭神は、神武天皇、神八井耳命、神淳名川耳命、姫御神の四柱で、その中でも神八井耳命は、この辺りを治めていた多氏の御先祖様だという事です。神社の本殿は、現在残って...

多神社を出た所に、庚申塚が立っているのに気が付きました。庚申塚というのは、中国から伝わった道教に基づくもので、庚申信仰に基づいて、建てられた等の事です。体の中に三つの虫がいると言われ、それが天帝に宿っている人間の悪事を報告に行くと言われています。平安時代などはその三つの虫が天帝に会いに行くと言われた晩は、貴族などは寝ない事によって、虫多胎が報告に行くのを防ごうとしたそうです。話には聞いていましたが...

駅に戻って電車の時間を調べていると、意外と電車の本数はあるので、ほっとしました。といっても20分に1本ですが、周りののどかな田舎具合を見ると、もっと少ないかと思いました。駅の改札でぶらぶらしていると、反対方面から電車が到着して人が下りてきました。その時「きゃ〜!お母さん!」という声が聞こえて振り向くと、年配の女性に30代くらいの女性が走り寄っていきます。その後ろを、御家族らしき男性と小さなお嬢さん...