矢田坐久志玉比古神社

矢田坐久志玉比古神社

〜プロペラが奉納してある神社〜

 

住所

奈良県大和郡山市矢田町965

電話

開門時間

料金

交通アクセス

主祭神

久志玉比古神(櫛玉饒速日命)
御炊屋姫命

社格

式内社(大社)

本殿様式

春日造

例祭

十月九日、十日


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矢田坐久志玉比古神社記事一覧

大和郡山市にある矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)は、最寄駅が近鉄橿原線の近鉄郡山駅になります。近鉄郡山駅は、京都から急行で約1時間です。乗り換えなしで一本で来る事ができます。また、大阪方面からは近鉄奈良線で大和西大寺駅まで来て、近鉄橿原線に乗り換えです。乗り換えて約10分で、近鉄郡山へ到着となります。近鉄郡山駅からは、奈良交通のバスが出ています。矢田寺、泉原行きに乗り、約1...

矢田坐久志玉比古神社は、プロペラが奉納してあるという、珍しい神社です。主祭神は久志玉比古神(祖ニギハヤヒノ命)ですが、物部氏の祖先神と言われています。この神様は、天の磐船で河内に飛来したと言われていますが、そのためパイロットや旅行者にご利益があるといわれ、楼門にはプロペラが掲げられているのです。また、もうひとりお祭りされているのが矢田坐久志玉比古神の妻、御炊屋姫命です。このふたりが御祭神となります...

楼門をくぐる時に上をみると、あっ!プロペラがありました!ここにお祀りされている神様が、天磐の船に乗って河内にたどり着いたという事で、楼門に中島飛行機製の「陸軍九一戦闘機」の木製のプロペラが掲げられているのです。パイロットや空の旅行にご利益があるという事ですから、飛行機であちこち行く私には大変ありがたい神様です。本殿はこの奥ですが、楼門をくぐる時にもしっかりと拝んでしまいました。どうか、旅先で事故な...

本殿の創建は不詳といわれていますが、6世紀前半にはこの辺りではたいへん大きな神社として栄えていたという事です。本殿は一間社春日造りの檜皮葺き(ひわだぶき)となっています。国の重要文化財の指定を受けていますが、なかなか立派な本殿です。お祀りされているの主祭神の久志玉比古神=ニギハヤヒノ命は色々な説があるのですが、このニギハヤヒノ命を女王卑弥呼ではないかという説もあるそうです。この近くには、邪馬台国が...

ニギハヤヒノ命は、三本の矢を放って、どこに宮を置くかという事を占ったそうです。一の矢は矢田宮の南に、二の矢は境内の敷地に、三の矢は神社の北に落ちたという事です。その二の矢が落ちた場所が、境内の二之塚なのです。ここに矢が落ちた事から、矢落ち神社と呼ばれたそうで、また神社の斗帳にも矢が使われているそうです。そういえば、ここの地名も「矢田」ですが、この矢の文字は、このニギハヤヒノ命の矢の話から来ているの...