十三重塔は鎌倉時代のもの

十三重塔は鎌倉時代のもの 参拝記 4/5

実相寺 13重塔

参拝をし終わって境内を見渡すと、十三重塔がありました。こちらの塔は、鎌倉時代末期のものといわれています。高さ4mほどの高さの塔で、鎌倉時代後期に建立されたものだそうです。このお寺が出来るより古い物となり、別のお寺からこちらへ持ってこられたものなのでしょう。相輪上部を欠損していますが、初軸部には顕教四仏を半肉彫りにしてあります。屋根の軒は厚く作られていて、軒反(のきぞり)が力強いのも特徴となっています。大変バランスの良い造りの塔であり、鎌倉時代の後期の特徴を表しています。
パッと見た感じのインパクトもある十三重塔ですが、こういうものがさりげなく境内に置いてあるというのもなかなかすごいですね。奈良県が歴史の古い土地というのを感じてしまいます。この十三重塔も大和郡山市の指定文化財ともなっているのです。



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