瑞花院

瑞花院 古い瓦が歴史を伝える田原本のお寺

住所

634-0847 奈良県橿原市飯高町

電話

0744-22-3274

開門時間

交通アクセス


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瑞花院記事一覧

瑞花院は、橿原市の飯高町(ひだかちょう)にあるお寺です。最寄駅は近鉄大阪線の真菅駅ですが、そこから北へ向かって徒歩20〜30分ほど歩くと到着します。距離でいうと約2kmほどです。また近鉄橿原線の笠縫屋新ノ口からも2km強の距離ですから歩けますが、ちょっと遠くなります。ちなみにどの駅もタクシーが常駐していませんので、タクシーを使うなら近くの田原本駅や大和八木駅からの方が便利でしょう。ちなみに大和八木...

このお寺の本堂は、地元の人からは「飯高(ひだかのみどう)」と呼ばれているそうです。正式には佑禅山「瑞花院(ずいけいん」吉楽寺といいます。創建年代は不明との事です。しかし、応永21年(1414年)の大和記には、興福寺の十六人衆に飯高氏がいますが、その菩提寺として真言密教の寺院が始まったと言われています。ご本尊は大日如来様という事です。奈良のお寺は長い歴史があるので、時代によっては荒れ果ててしまった事...

この瑞花院は、改修工事の時に古い瓦が沢山出てきて、そこには嘉吉3年(1443年)の棟木銘があったそうです。なんと瓦43枚にヘラ書きでかかれ炊いたそうで、これによって建立自体というのが、明らかになったと言われています。古い瓦が、まさに歴史の証人なのですね!ちなみに、その瓦を作った瓦大工は、橘吉重といい、法隆寺や薬師寺、唐招提寺などの瓦も手がけているそうです。今ならでも有名なお寺と同じ瓦大工が関わって...

瑞花院の入口に戻ると、ふと入口右側の掲示板に書いてある言葉が目に入りました。「雨の降らぬ日もなし 雨のやまぬ日もなし すべて自然まかせ おのれの思うようには この世は動かぬ」本当ですね。物事をすべて思い通りにしようとするから、余計な考えや力が入って、かえってスムーズに行かないのかもしれません。最近気分の晴れない事が多かったので、この言葉が心に染みて、嫌な気分が洗い流されるような気がしました。こうい...

瑞花院のお隣には、子部神社があります。せっかくですからそちらにもぜひ参拝していきましょう。瑞花院をぐるりと回り込んで、子部神社に向かいましょう。御祭神は小子部命でいらっしゃいます。この神社の西にももう一つ子部神社(すがる神社)が鎮座されていて、元々はひとつの神社であったのではという事です。古い伝説もあって、欽明天皇の時代に百済大寺が送検されたそうですが、この神社の木を切り払ってそれを木材として九重...