大鶴山 昌繁寺

仙台三十三観音4番札所からに新坂通りを南下、程なく五番札所の大鶴山昌繁寺に到着。寺の縁起では、福田鶴右衛門という大工がこの寺を建立したので「大鶴山」という山号が付けられたと書いてある。わざわざ記録に残すくらいだから、当時でも珍しいことだったのだろう。ただ福田鶴右衛門が単なる大工(建築者)だったのか寺自体を建立した(施主だった)のか、この説明だけでは良く判らなかった。この寺は江戸時代には何度も火災にあったようで、今の建物は明治時代のもの。観音堂は本堂横にあり、山門とともに仙台市登録文化財となっている。観音堂は覗き窓すらなく、中が全く見えない。度重なる火災にこりて火が入りにくい構造にしたのだろうか。肝心のご本尊(聖観世・木造立像)が製作された時代も、ガイドブックによって鎌倉時代説、室町時代説と分れていてはっきりしない。ただ度重なる火災でも焼失しなかったということは、きっとご利益のある観音様なんだろう。
nodoka (50代男性) 体験時期 2016年8月
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仙台三十三観音


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