さて、新坂町に戻る。新坂は本通りから外れているので、比較的静かなたたずまいである。北山第4番札所通寶山永昌寺。後で調べたら伊達政宗公の生母保春院の「灰塚」が本堂裏手にあったのだが、その時は知らずに見逃してしまった。昔からそうなのだが、何か行動するときに事前調査をろくろくしないから良くこういうことが起きる。まあ、又行く機会もあるだろう、といつも思うのだが。御本尊は「千手観音」。ここ永昌寺には観音堂は無く、本堂に祀られて入るので、お姿を拝見できるのがありがたい。平安時代の有名な仏師「定朝」の作と言われている。ということは永昌寺は平安時代からこの地にあったということなのだろうか。詳しい資料が残っていないため、いつ、誰によって建立され元々何宗であったか全く解らないとのこと。深く詮索しても仕様がないので、お参りをしてご朱印を頂き次の札所へ。
nodoka (50代男性) 体験時期 2016年夏