開けた先にある庭 圓徳院 参拝記4
この圓徳院拝観の最後の間でもあり、メインの効用のライトアップの見られる、お茶室も兼ねている北書院に入ると、霧雨でしたが二方向が完全に開け放たれていていました。部屋の入り口から見ると、ちょうど縁側と屋根の縁に切り取られたパノラマ写真のようでした。縁側に出てみると、紅葉はまだ青々としていて、一部だけが鮮やかな赤に染まっていました。庭はいわゆる枯山水で苔の上に石橋や細長くごつごつとした石が、けして無造作ではなく、かといって人工的でもない微妙なバランスで配置されていました。雨に濡れた枯山水というのもいいもので、ライトアップのせいもあってか、緑と赤の紅葉の下にある石はつやつやとしていて、乾いた枯山水が濡れるとちょっと女性的な艶かしさでした。
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