二階にあるお蔵 圓徳院 参拝記2
傾斜のある所にこじんまりと建てられた圓徳院は、不思議な造りをしていて、階段で二階に上ると目の前に小さなお蔵の入り口があります。それまでお蔵は母屋とは離れている先入観があったので、ちょっと驚きました。そしててっきりお蔵の二階に部分に通じているのかと思いきや、二階に上がったつもりがまだ一階という傾斜を利用した構造になっていて、入って見るとお蔵の一階でした。中には錠前のかかった大きな木箱や行李、掛け軸などを入れるだろう箱などが並んでいました。蔵という場所には初めて入ったのですが、思っていた以上に壁が厚くて、これなら大切なものも長くきちんと保管しておけるだろうなと思いました。また、渡り廊下が蔵を囲むようにあったので、圓徳院をぱっと外から見ただけではお蔵があるとは分かりません。省スペースと防犯の両方が昔から考えられていたのかしらと、とても実用的な一面を見ました。
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