圓徳院

歌人の部屋 圓徳院 参拝記3

北書院に着く少し前に、歌人の歌を飾った部屋があります。ちょうど百人一首の読み札を大きくしたようなものが桟のところにずらっと並んでいます。もちろん崩し字なのですらすらとは読めませんが、百人一首を知っていて、その中の一語でも分かると、これはあの歌だわ、と分かりました。普段は書簡や古文書の類で達筆なものは解説を読むか、その肉筆の流麗さを見て満足してしまうのですが、百人一首で歌だけは頭の中に八割くらい入っているという状態だったので、自力で判読するというもまた面白いなと思いました。それにしても秀吉公の奥様は随分と風雅な人だったのだなと、それまで見てきた、ねねのプライベートサロンとしての圓徳院の他の部屋を見てたこともあり、この歌人の部屋で思いを新たにしました。


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