集団で裏道を歩いていたら、いつの間にか本興寺の境内にいました。山門以外の場所から境内に入っていたのです。「本堂は見たことがあるような…」と一瞬既視感を覚えましたが、実は気のせいではなく、本興寺には間違いなく一度足を運びました。そのときは特にこれといった印象がなく、ただ本堂にお参りしただけで終わってしまったと記憶しています。ところが今回は、引率の森林インストラクターから境内に生えているシダレザクラやサルスベリなどについて説明がありました。おかげでこのお寺の見どころがようやくわかったような気がします。シダレザクラもサルスベリも1本だけ毅然とした感じで生えていて、花の時期には凛とした佇まいを見せてくれるのではないかと思います。また今回は、タブノキの実を初めて見ました。テルテル坊主のような形をした小さな実を見ていると、何となく心がなごみます。
あおきリサ (40代女性) 2016年11月頃、2017年6月